車のワンボックスとは、車の形状の一つです。他に今ではあまり聞きなれませんが、ツーボックス、スリーボックスというものがあります。本来、車は、エンジンルーム、居住空間、荷室の3つの箱で分けられていて、その3つの箱や空間のことをボックスと呼びます。
そして、車のスタイルを作るこのボックスの数で呼び方が変わってきます。
一つの箱の中に、エンジンルーム、居住空間、荷室の全部が一つのボックスに収まっているのがワンボックスカーと呼ばれるものです。イメージとしては、四角い形の箱型のワゴン車やバンを意味します。空間が広い分、たくさんの容量を積み込むことが出来るので、商用車として利用されていることが多いです。最近では、キャンプ場やアウトドア派の人にも好まれています。代表的な車種は、トヨタハイエース、日産キャラバンです。
次に、ツーボックスカーに行きます。ツーボックスカーは、ボンネットにエンジンが配置されており、乗車空間と荷室空間とは別の空間にあります。このようにボックスが二つに分けられている車の事を言います。代表的な車種は、トヨタカローラフィルダーといったステーションワゴンとも呼ばれる車や、ホンダフィットなどのコンパクトカーや、SUV、スズキワゴンR、ダイハツムーブといった軽自動車にも該当します。ですので、現在走っている車の中でも他の二つのタイプと比べてツーボックスは数が多いと言えます
次に、スリーボックスカーについてです。スリーボックスカーは、ボンネットと乗車空間、そして荷室空間がそれぞれ別の空間にあり、3つのボックスで分けられている車の事を言います。トランクがある車と思えば、想像しやすいかと思います。それぞれの空間が区分けされている分、他の二タイプと比べると、スペースは小さくなります。ですが、その分箱の持つ辺が柱となり、運動性能と乗り心地が優れているというメリットもあります。代表的な車種として、セダンと呼ばれているトヨタクラウンや日産GTRなどがあります。
